「全部のタイミングが揃った」~役員対談:萱野×舩島~後編

「全部のタイミングが揃った」~役員対談:萱野×舩島~後編

(前回からの続き)

萱野
コロナの時期って、本当に宿泊業界が一気に止まりましたよね。

うちも予約がほぼ全部キャンセルになって。


舩島
かなり厳しかったですよね。

「これどうしたら良い?」っていう相談を、色んな人から受けました。


萱野
その中で、自分はオリジナルTシャツを作ってECで売ってみようと思ったんですよね。

ゲストハウス一本だと危ないなって。


舩島
それを聞いた時、僕は可能性を感じたんです。

ECって、売れるものはいずれどこかに真似されたりするんですけど、


萱野
はい。


舩島
でも、アイヌの人たちが、自分たちの文化をベースに作る商品って、簡単に真似できないし、

誰にでも作れるものでもないから、そこにものすごく可能性を感じました。


萱野
それで「ブランド化した方がいい」って言われたんですよね。


舩島
そうそう。

ただ問題は、「誰がデザインするんだ」って話で。


萱野
そこですよね。

文様のルールが分かってても、欲しくなる商品にするのって別のスキルだから。


舩島
そうなんです。

で、ちょうどそのタイミングで、鳥海さんが札幌戻ってくるってFacebookで見たんですよ。

「これは来たな」って思いました(笑)。


萱野
タイミングが全部噛み合ってる。


舩島
本当にそう。

実は鳥海さんとは、もっと前からの知り合いで、

彼女が学生時代に、うちの会社でアルバイトしてたんですよ。


萱野
そうだったんですね。


舩島
札幌市立大学の学生で、すごく一生懸命やる子だったんです。

それで、卒業制作の時に「アイヌ文様をテーマにやってみたら?」って話をして。


萱野
ランプシェードの作品ですよね。


舩島
そうそう。

下から見るとアイヌ文様になってる作品で、すごく良かったんですよ。

「これ販売できるレベルだな」って思ったぐらい。


萱野
その後、中川政七商店に行って、プロダクトデザインの経験積んで。


舩島
で、戻ってきたタイミングで、こちらから声かけました。

「絶対興味あるでしょ?」って(笑)。


萱野
ほぼ決め打ちだったんですね(笑)。


舩島
完全にそうです(笑)。

彼女しかいないと思ってました。


萱野
実際、鳥海さんが入ってから、一気に形になっていった感覚ありますよね。


舩島
ありますね。

うまくいく時って、不思議と全部揃うんですよ。

人も、タイミングも、流れも。


萱野
確かに。

あの時、誰か一人欠けてても、今の二風谷ワークスにはなってない気がします。


舩島
そうですよね。

だから僕は、自分の役割って繋ぐことだったのかなって思います。


萱野
でも、その繋ぐが一番難しいんですよね。

本当にいいチームになったなと思います。


舩島
ありがとうございます(笑)。

でも、まだまだこれからですね。


萱野
ですね。これからもっと面白くしていきましょう。

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アイヌ工芸を次世代へ残していく

私たち二風谷ワークスは北海道の平取町二風谷で、若手職人に継続的な仕事をつくり、代々受け継がれてきたアイヌの工芸を次世代へ残すというビジョンを掲げ、2022年3月にスタートした企業です。

二風谷に残るアイヌの伝統文化を多角的な視点で取り入れ、デザインや工芸を通じて、未来に繋がる新たな価値を創造する事が私たちの使命です。

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